【訃報】ラリードライバーのケン・ブロック氏が事故で急逝
1月2日、ラリードライバーとしてだけでなく、スタントドライバーとして世界中のクルマ好きを楽しませてきたケン・ブロックが亡くなったという衝撃のニュースが、自身が設立したフーニガンのホームページで発表された。
ブロックは1967年アメリカ生まれ。ラリーやドリフトに強い関心を示しそのテクニックを習得するとともに、スケートボードやスノーボードなど、エクストリームスポーツでその名を馳せた。1994年には、共同でDCシューズを設立。スケートボード界等で広く愛されるブランドとなった。
一方モータースポーツ界では、スバルやフォードなどさまざまなマシンをドライブ。アメリカでのラリーを中心に上位を争い、2007年にはWRC世界ラリー選手権にデビュー。2018年までWRCにスポット参戦を繰り返し、入賞を飾っている。またワールドラリークロスにも挑戦した。
しかしブロックの名を最も知らしめたのは、毎年壮大なセットのなかで豪快なドライビングテクニックを披露する『ケン・ブロック・ジムカーナ』シリーズだろう。Youtubeに公開され、毎回数千万回の再生を誇る人気のコンテンツとなった。車両も現役のラリーカーや、ブロックと自身が設立したフーニガンが製作したモンスターマシンが登場し、ファンを楽しませてきた。
そんなブロックはアウディとの新たなプロジェクトをスタートさせていたほか、日本企業との繋がりも深く、先述のとおりスバルやトーヨータイヤとも良好な関係を築いており、2023年1月には幕張で開催される東京オートサロンでトーヨータイヤのトークショーに出演する予定となっていたが、そのオートサロンを前にまさかの訃報が舞い込むことになってしまった。
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0103/ats_230103_3151541480.html